【雑学キング!】もしも科学シリーズ(16)巨大台風がやって来たら
■まとめ
温暖化が進むと、風速45m/秒以下の台風は減ると予測されている。海水と大気の温度差が小さくなり、上昇気流が弱まるのが理由だ。
ただし海水温は今よりも高いのだから、ひとたび上昇気流が発生すれば、大量の水蒸気によって巨大台風が誕生する。54m/秒超の「猛烈な台風」が増え、70~80m/秒クラスも頻発する。海水面温度が2℃上昇すると、最大風速が5~10%、降雨量は20~30%増加するというから、サンディ級が日本を襲うのも遠い未来ではない。
サンディの被害に遭われた方々のご冥福を祈りつつ、一日も早い復旧を願う。
(関口寿/ガリレオワークス)