【コブスくんのモテ男道!】小樽市民の伝統の味あんかけ焼きそば! 新たな観光グルメの発見か?!
ただ、当たり前過ぎて地元の人間は気づいていなかった。市外の人から『小樽はどの食堂に入っても、美味しいあんかけ焼きそばが食べられるね』と言われて、いまさら再発見したんです」。
PR委員会が調べたところ、市内だけで約100店舗があんかけ焼きそばをメニューに載せていた。しかも、ラーメン店・中華料理店はもちろん、食堂、喫茶店、ゴルフ場、スキー場、温泉施設にまで、あんかけ焼きそばが幅をきかせている。
実は、小樽であんかけ焼きそばが広まった理由は昭和32年にさかのぼる。当時は、デパートや商店が立ち並ぶ活気あふれる商業都市だった。そんな中、中華料理の名店「中華料理梅月」がオープンする。この店の人気メニューが「五目あんかけ焼きそば(炒麺)」だったのだ。
小樽の中心街で買い物をし、その後、「梅月であんかけ焼きそばを食べる」というのが市民の間で流行した。それにならうかのように、ラーメン店や食堂にあんかけ焼きそばが広がっていったという。その後、昭和39年をピークに人口が減少するなど産業構造の変化で、街は斜陽化していくが、あんかけ焼きそば文化は市民の間で、受け継がれていたのである。
そして今、55年の時を経て再びあんかけ焼きそばがブームになっている!小樽へ行ったならすしもいいが、市民の定番・あんかけ焼きそばを味わってみたい!
(桐山 孝子)
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