【エンタメCOBS】服としあわせをシェアする、xChange(エクスチェンジ)が目指すもの
――洋服を物々交換するということでしょうか?
「はい。私たちは物々循環と呼んでいるのですが、物々交換の先にあるシェアパーティーというイメージです。私自身がセレクトショップのような会場を用意する場合には、什器や看板なども『捨てられてしまうハズだったモノ』や『自然の中で拾ってきたモノ』など、循環や恵みをダイレクトに感じられる装飾でありながら、ファッショナブルであることを意識しています」
お金をかけなくても、洋服やディスプレイに対し、オシャレでかっこいいことをあきらめないのですね。
■交換しているのは洋服だけではない。背景にあるのはしあわせ
――2007年から始まり、急速にネットワークが広がり、自主開催も含めて日本全国で100回以上開催されているxChange。多くの人たちを引きつける理由は何なのでしょうか?
「交換という行為から生まれる『シェア』の意識。そして、そこから生まれる『人と人の心のつながり』を体感できることではないでしょうか。xChangeでは、洋服というモノを交換しますが、個人的には『モノの物流』としての意味よりも、『気持ちと意識のシェア』という意味合いが大きい気がしています」