2013年1月4日 15:40
【エンタメCOBS】野菜の栄養価、昔と今ではこんなに違う!?
ビタミンC以外でも、ビタミンA、鉄分、カルシウムなどの栄養素が低下しています。
また、1950年に発行された最初の『日本食品標準成分表』と比べるとさらに差が激しく、例えば1950年のほうれん草は、100gあたりのビタミンC含有量は150mg。それが1982年には65mgになり、2000年には35mgになっています。約5分の1にも低下していますね。また、同じくほうれん草の鉄分も1950年は13.0mgも含まれていましたが、1982年では3.7mg、2000年では2.7mgと、こちらもほぼ5分の1に減少しています。
栄養価が下がった原因については、さまざまな要因が挙げられています。まずは土地がやせてしまっていること。化学肥料などの使用により本来土に含まれているはずの栄養素が減り、野菜に十分な栄養が吸収されなくなったと言われています。
また、人工栽培が増えたこと、流通過程の問題で早く収穫することなども要因に挙げられています。
栄養士の方によると、調理の過程でさらに野菜の栄養素は抜けてしまうとのことです。十分な量の野菜を摂(と)っているつもりでも、実は栄養素が不足していたりするのはこういった理由だそうです。