【エンタメCOBS】「消された県」を知っていますか?
その後、香川が今度は「愛媛県」に、淡路島が「兵庫県」に編入、徳島がなんと「高知県」に編入されるという大改編。
1876年(明治9年)には、四国地方に「愛媛県」と「高知県」の2国(2県)しかない状態でした。「いくらなんでも……」という反対の声が挙がり、現在の4県になりました。
■九州には最初11県ありました!
1871年(明治4年)当時には九州にはなんと11県ありました。大分県、小倉県、福岡県、三潴県(みずまけん)、伊万里県(いまりけん)、長崎県、熊本県、八代県(やつしろけん)、美々津県(みみつけん)、都城県(みやこのじょうけん)、鹿児島県です。
それが1876年(明治9年)には大分県、福岡県、長崎県、熊本県、鹿児島県の5つに再編されました。現在の佐賀県は長崎県、宮崎県は鹿児島県に含まれていました。ちなみに、「沖縄県」が置かれたのは1879年(明治12年)のことです。
■「廃藩置県」のすったもんだ! 「減らして」また「増やす」
明治政府は、1871年(明治4年)の廃藩置県でまず藩を「県」に変更しましたが、この時点では名称が変更されただけで、県境も曖昧なら、藩には飛び地の領地があったりして「ここはどうするんだ」