【雑学キング!】何を食べても薄味に感じる……味覚を取り戻す5つの方法
すると、敏感な人は口の中が苦くなり、味にも違和感が生じる。薬を飲み続けていることで継続的に味蕾を刺激するので、味覚センサーがまひし、味を感じにくくなるのだ。味覚を変えやすいのは、高血圧治療薬、脂質異常症治療薬、抗アレルギー治療薬などで、薬は若い人の味覚をも鈍らせる。
塩味・甘味・酸味・苦味・旨味といった味の分類は、0歳児ですでに形成されている。おいしい・まずいの感覚は、1歳から5歳くらいまでの間に備わる。そのため、乳幼児からソースやケチャップなど味の濃い料理やジャンクフードばかりを食べていると、若くても味覚が鈍くなってしまうのだ。
■放っておくと……動脈硬化や糖尿病に!?
そのままにしておくと、高血圧や動脈硬化になりやすく、脳卒中や心筋梗塞の危険性が高まってしまう。高血圧と動脈硬化には深い関係があり、高血圧になると動脈硬化になりやすく、動脈硬化があると高血圧になりやすい。
日本高血圧学会 減塩委員会では、血圧が正常な人でも食塩制限(1日6g未満)を推奨している。塩味に次いで、味覚が鈍りやすいは甘味。甘味を感じにくくなると、スイーツを食べても満足せず、つい量を多めに食べがちだ。すると、糖分の過剰摂取で糖尿病の危険性が高まってしまう。