大人の女性ほど自分のプロデユーサーであるべきではないでしょうか。
■同じ服を着るのは少しも恥ずかしいことじゃない
毒林檎ばあさんキャラである私は、そんなわけで白雪姫側のキャラをイメージさせる、甘いレース、フリル、盛り袖、パステルカラーの服を1枚も持っていません。
最近ファッション業界の悪しき慣習で、「盛り袖」が流行るとなれば、どこもかしこも「盛り袖」商品ばかりを並べます。こういうトレンドが続くと、私のような人間は、新しい服が買えなくなって困ります。
今私のクローゼットの夏物トップスはたった4枚。それもシンプルな白と黒の色違いです。数少ない自分の個性を生かす服に出会ったら、それを色違いで揃えて徹底的に着る。
同じ服を着ることは少しも恥ずかしいことではないと私は思っています。
むしろ、同じ服を着ているように見える人ほど、自分の個性を知っている人。長年のトライアンドエラーを繰り返し、最近ではそんな風に開き直れるようになりました。
「こうありたい自分」にふさわしい服を選び、それ以外にはむやみに手を出すことをやめることで、自分のアイデンティティーが見えてくる。それはやがて、あなたの生き方を選ぶことにもつながっていくのではないでしょうか。
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