■なぜカーディガンが好きなのか
カーディガンって実は、あまりカッコよくないアイテムだ。
女優さんがドラマで平凡な主婦の役を演じる際、スタイリストさんはニットのカーディガンを着せるという。要するに下手をすると、「所帯染みる」ファッションアイテムということなのかもしれない。
でも逆に言えば、女を柔らかく、丸く、優しげに見せる効果があるということではないだろうか?
この威力を利用しない手はない。
夫の親戚が集まる場所やママたちが集まる会など、わざと「優しそうな、温厚なお人柄」を醸し出せるのがカーディガン。
人は柔らかい素材のカーディガンを羽織っている女性を厄介な悪女だと思うことはまずない。真偽は別として(笑)。
この大昔からある、いたって普通のファッションアイテム。
だからこそ、アクセサリーや小物に気を配って着こなすのが楽しい。
これからも少しずつ新旧交代させながら、その年の流行色や自分の気持ちに沿った色のニットカーディガンをワードローブに追加していきたい。
そう、私にとってニットカーディガンは、ワードローブの中でアクセントカラーを投入するための小物のようなアイテムなのだ。