もちろん、飲んだ酒の水分がそのまま排泄されるわけではない。アルコールによる利尿では、まず「血液中の水分」を排泄。ついで「体液の水分」となり、小腸で吸収した水分を排泄するのはその後のこと。
つまり、飲酒中に酒以外の水分補給を怠ると、脱水症状にもなりかねないということ。実際、身体が火照って熱くなるのは、アルコールの代謝に水分が使われたことで起きる軽い脱水症状のサイン。こじらせれば救急車で搬送される場合も…。
「あの子、あんなに水分(=酒)を飲んでいたのに脱水!?」とネタにされる前に、飲酒中やその前後の水分補給を心がけよう。「飲んだ分だけが出ているから大丈夫」という簡単な話ではないのだ。
ウイスキーを楽しむときに別に水を飲む「チェイサー」や、日本酒の合間に飲む「和らぎ水」は、舌の味覚をリセットする以外にも、悪酔い防止として◎。
アルコール分解の過程で消費、またはアルコールの利尿作用で減った分の水分補給として理に適っているのだ。ウイスキーや日本酒に限らず、この方法は楽しい飲酒に魅力的。
■一度に大量の水分補給にはデメリットも?でも、酒と水を交互に飲む気にはなれないからといって、水分補給時間を設けて一気に水を飲むのもNG。食後は食べ物を消化するために、胃が活発に動いているからだ。
胃が活発に動いているときは、水分を吸収しやすい状態。ここで大量の水を飲むと、胃液が薄まるせいで消化を妨げてしまうことになって逆効果。むくみの原因にもなるし、水のガブ飲みはやめておこう。
一度に飲む水の量は、コップ1杯(150〜200ml)程度が適当。飲酒の合間が理想的だけど、難しいようであればその前後にでも水分をとっておこう。
仕事終わり、渇いた喉でビールをゴクゴク…と飲むのは至福のひと時。栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏は、「ただでさえ乾燥しているこの季節に酒を飲む機会が増えると、無意識のうちにも脱水症状を引き起こしやすい要因があります」と話す。
■飲み会と相性がいいのはアルカリイオン水また、「寒さが増すと、『温かいものが飲みたいな』とカフェラテやお茶に手が伸びて、水の摂取量が減りがち。でも水は体内に最も多く含まれる、生命活動に不可欠な成分。利尿作用のあるカフェイン入りのものではなく、水を選ぶようにするのがオススメです」とのこと。
水の中でも、特に胃腸の働きを整えるのが「アルカリイオン水」。
飲みすぎ・食べ過ぎの胃もたれや、胃の不快感をやわらげてくれる。普段のお通じを良好にする効果も。
アルカリイオン水をおいしさで選ぶなら、「キリンアルカリイオンの水」がベスト。富士山の天然水をアルカリイオン化した軟水だが、口あたりまろやかで優しい味わい。500mlタイプもあるから飲み会の日に持ち歩くのにぴったり。自宅でも飲むというあなたは、2Lタイプをストックしておいてはいかが?
お問い合わせ:キリン アルカリイオンの水
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アルカリイオンの水通信
※注…厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコールの基礎知識」より