■ストレスと生きて行く覚悟も必要自分で方法を模索しながら、ストレスと上手に向き合えているように見える八ツ井さん。そんな八ツ井さんでも、「そうは言っても、なくならないのがストレスですよね」と言う。だからこそ、「私はストレスとともに生きていくことを覚悟して、ふたつのことを提唱しています。一つは、ストレスを軽減させる方法。二つ目は、幸せをつくる方法です」
【ストレスを軽減させる方法】ストレスを軽減させる方法は、題して、“アロマネー”。香りでムダづかいをなくすおまじないだ。「ストレス状態と正反対の状態とは、リラックスした状態。ならばリラックスをした状態を意識的に作る方法として私が辿りついたのが、香りなんです」。
【ポイント】 嗅覚は、視覚や聴覚とは違った脳伝達の仕組みがある。嗅覚:「いい香りだなぁ」→「あ、ラベンダーの香りだ」
対して
視覚:「あ、美しい富士山だ」→「いい景色だなぁ」
聴覚:「あ、モーツアルトの音楽だ」→「いい音色だなぁ」
★嗅覚は、視覚や聴覚と比べて反射的な効果が高い。それゆえ、聴覚や視覚よりも高いリラックス効果が期待できる。些細なことのようで、実はこれは大きな違い!
身近な香りといえば、アロマ。八ツ井さんの自宅の机には、ラベンダーやオレンジのアロマの精油ビンが置いてあるそう。「浴槽に2~3滴たらしたり、ティッシュペーパーに数滴落としてしめらせたものを枕元に置いて寝てもいいですね」。
【幸せを作る方法】幸せを作る方法は、題して、“ラッキーチャーム法”。自分で幸せを作ってしまう方法だ。
方法は、ごく簡単。まず、自分にとってのラッキーアイテムをひとつ決める。何でもいいが、できれば好きなものが楽しい。そして日常生活の中で、そのアイテムを見かけたらこう言う。「ラッキー♪」。
八ツ井さんは、ゾウをラッキーアイテムにしているそう。たとえば、ある人のブログを見ていたら「今日は動物園に行ってきました」とゾウの写真があったら、「ラッキー♪」。電気屋さんで家電を見ていたら、ゾウのロゴマークを見つけて、「ラッキー♪」。
「あまり深く考えないで下さい。いいんです、無理やりで(笑)。ゾウを見るたびに、何というか、“私は見捨てられていないんだな”みたいに思うんです。神様はどこかで私を見てくれていて“ゾウを見せてやるから、くよくよせずにがんばりなさい”と励まされているような気になってきますよ」
何だか、かわいい! ファイナンシャルプランナーという“偉い先生”だと思っていた人も、私達と同じ土俵にたつ女子なんだと感じた。
「ストレスがあるからこそ、幸せを“幸せ”と感じられるのではないでしょうか。だからストレスが絶対的にワルではないんですよ、きっと! ストレスでムダづかいばかり走られては、お金がかわいそうです」
そんな八ツ井さんが「この本を読めば、決してムダづかいはさせません(笑)」という“心がほっこりするメッセージブック”が「ムダづかい女子が幸せになる38のルール」だ。心が満たされて、ちょっとお金もちになれる「しあわせメソッド」が満載!
『ムダづかい女子が幸せになる38のルール』(八ツ井慶子著/かんき出版)
価格:1,300円(税別)