2014年9月24日 07:00|ウーマンエキサイト

ストレス浪費を解消する“とっておきの方法”

「お金の御相談をお受けしていて実感するのが、ストレスによる衝動買いが実に多いということなんです」と言うのは、「ムダづかい女子が幸せになる38のルール(かんき出版)」の著者であるファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さん。“心の動き”と“お金”は、一見あまり関係がなさそうで、実は深~く関係している。
ストレス浪費を解消する“とっておきの方法”

(c)naka - Fotolia.com


■ストレス消費は“自覚する”のがスタート「ストレス買いは、とてもデリケートな問題なんです」と、八ツ井さん。八ツ井さんは家計相談を受ける時、ストレス買いについて「だから、お金が貯まらないんですよ」と頭ごなしに言うことはない。なぜなら「“ストレスで支出が増えている”という事実に、本人が気づくことが何よりも大切だからです」。

さらに「ちょっと厳しいようですが、ストレス買いは何の解決にもなりません。ストレス浪費に陥っていると気がついたら、まずはその原因に向き合いましょう」

■「自分へのご褒美」は良い支出!?ストレス浪費を自覚するのに有効なのが、自分へのご褒美の「金額」と「回数」を計算してみること。「自分へのご褒美は、意外とクセ者です。
単なる“ストレス浪費”になっている場合もありますからね」

「金額」 X 「回数」= ご褒美のトータル金額【CASEスタディ】
5万円のご褒美を年1回、30万円のご褒美を3年に1回
(5万円 X 3回)+(30万円X1回)=45万円 ←3年間のご褒美のトータル金額
45万円÷36ケ月(3年間)=月額12,500円
★実は「自分へのご褒美」のために、毎月12,500円の節約を3年間続けないと「自分へのご褒美」支出を支えられない。具体的な計算をすることで、支出額を自覚できる。

「でも、ご褒美は嬉しい時にパーっと使うのがいいのであって、金額にこだわりたくない」という人も多いのかもかもしれない。その場合は、更に自分への質問をもうひとつ。「ご褒美として買うモノは、本当に欲しいものですか?」。この答えがNO ならば、自分へのご褒美が、単純にパーッとお金を使いたいだけの“ムダ遣い”の可能性が高い。「自分へのご褒美は、本当に欲しいものに限定しましょう」と八ツ井さん。

■ストレスの大本から距離を置く八ツ井さんは、ストレスの主犯格ともいえる人間関係の問題についても言及している。
「私はイヤだなぁと思う人がいたら、心がけていることがあります。名付けて“人間法”。まずイヤだなぁと思う人がいたら、それでもいったん相手の性格を認めて、“そういう人だ”と受け入れる。その上で、自分と合わないと思えば、意識的に“距離”を置く。人間関係の“人間”って、“人の間”と書きますよね。“間=適当な距離”をおきましょうという方法が“人間法”なんです」

そうは言っても、苦手な人と毎日どうしても顔を合わせなければいけない場合もあるだろう。「そんな時にお勧めなのは“ガラスの仮面術”です。イヤだと思う人の前ではガラスの仮面をかぶって、女優になりましょう。
仲良くする必要はありません。ぶっちゃけ、言葉に本心が伴わなくても結構です。きちんとした振る舞いをするということは、一見相手のためであるように見えて、実は自分に対するケアなんです」

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