すぐわかる! 相続税対策の4ステップ(ママが知りたい実家の相続税特集2)
「相続税、大丈夫? 本当は相続税がかかるのに、それを知らない人たち」では、実は相続税がかかるのに、相続税対策を何もしてない人が、ごく普通にいることを知った。では、今からできる相続税対策には、どんなことがあるのだろうか?
© denebola_h - Fotolia.com
■相続税対策は、ステップを踏むことが大切相続税対策というと、多くの人が「生前贈与が」とか「遺言書が」と、気になることから始めようとする。でも相続税対策に何が必要なのかを知るためのはじめの1歩とは、しっかりと手順を確認することなのだ。そのためにも、まずは流れを整理してみよう。
<相続税対策のステップ1> 財産リストを作成する
相続対策のステップは、財産リストの作成から。でも、親にいきなり「財産について教えて欲しい」と切り出すのは厳しい。市販されているエンディングノートなどを使って、親に財産項目をピックアップしてもらうだけでも整理の方向性は見えてくる。
この時、娘世代がやるべきポイントとしては、実家がある土地の評価額を調べること。
通常は資産の中で、土地の占める割合が大きいので、揉め事の要因になりやすいからだ。
一軒家の土地の評価額を調べる方法は、
国税庁のWebサイトに説明がある。
「土地評価額」といった言葉を聞くと、難解なイメージがあるかもしれないが、実家の敷地面積さえわかれば、5分程度でできる簡単な計算だ。マンションの場合は、土地全体の評価額のうち、登記簿謄本で確認できる持分相当が評価額となる。