事実上の退職金、企業型確定拠出年金ポイント3つ(ママでもわかる年金特集5)
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年金の中で一番わかりにくい、企業年金を理解するためのポイント3つ の続きです。
近年、確定「拠出」型の企業年金の制度を導入する会社は増えている。それに伴い、世の中に「確定拠出年金」という言葉は広まりつつあるが、多くの人が「会社で確定拠出年金が導入されたけれど、よくわからない」というのが現状だ。
そこで、企業型確定拠出年金を理解するためのポイントを、年金のプロ、大江英樹さんに伺った。

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■会社が潰れても大丈夫、企業型確定拠出年金のポイント3つ<ポイント1>節税になる
「自分の分として会社から割り振られたということは、企業型確定拠出年金は収入!?」と思う人がいるかもしれない。たしかに、会社からもらえるお金という意味では収入だが、税金の計算をする時は収入から差し引いて計算される。その結果、税金を抑えることになる(これは確定給付年金の場合も同じ)。
また、運用で得た利益や、運用したお金を年金や退職金として受け取る時にも、企業型確定拠出年金には、税制上の優遇がある。