先輩に仕事を教えてもらい、ついていくのがせいいっぱいだった新人時代から数年がたち、今では自分が先輩として、部下を育てる立場に。
(c) Monet - Fotolia.com
そうなったときに、新たな仕事のお悩みとして出てくるのが「部下への指導」方法。
同性の部下とのつきあいかたはいうまでもないけれど、案外悩ましいのが男性部下への接し方、だったりしませんか?
上昇志向があってプライドも高い、ある意味女性より気をつかうかもしれない男性部下と、スムーズに仕事を進めていくためのコツを3つのタイプ別にして、ソーシャルカラーズ代表で、今でも営業の第一線で活躍される岩崎圓(いわさき まどか)さんにうかがいました。
■タイプ1 察するのが苦手。でもプライドは人一倍な男性部下
一般的に、男性は遠まわしな表現に含まれた意図を察するのが苦手な人が多いよう。とはいえ、ストレートに言ってしまうとプライドを傷つけてしまうかもしれないし、そのさじ加減が難しいところ。
そんなタイプの男性部下に注意やアドバイスをするときには、以下の流れを参考にしてみて。
- 注意したいことを口にする3日くらい前から、いつもより少し多めにほめておく。
- 注意するときは人前は避ける。
- 注意をしたあとは必ず「でも、●●な部分はすごく評価しているの」と笑顔でほめてしめる。
■タイプ2 上司は「目の上のたんこぶ」。ライバル心たっぷりな男性部下
女性の社会進出推進が著しいからこそ、「企業のお飾り的に昇進できたんでしょ」と、最初から色眼鏡で女性上司を見ていたり、自分の昇進のじゃま、くらいに思っている男性部下だっているかも。
上昇志向が強くて、ライバル心むきだしな部下と上手につきあっていくには…
- ふだんは上司風をふかさず、同僚のような立場で接し、相談をしたり頼ってみる。
- ほめるときは人前で。もしくは他の人に「●●さんのおかげで、いいプレゼンができた!」と話し、第三者経由で本人の耳に入るようにほめる。
- 「自分にとって頼れる存在」であることを、常にアピール。けれど上司として言うべきことは、臆さず堂々と言う。