2015年12月22日 05:15|ウーマンエキサイト

「少額投資には投資信託がおすすめ」と言われる本当の理由(普通のママでもできる投資 Vol.12)


単に銘柄をバラして買うだけでは、真の分散投資にならない

投資初心者の皆さんは、株式市場や債券市場に近い動きをする金融商品を選ぶのがよいでしょう。株式や債券は市場価格に応じて上がったり下がったりします。それはつまり、すでに十分にリスクが分散されているものだということです。分散投資には、リターンを高めてリスクを下げる効果があります。

そして、分散投資において大切なのは「値動きの違うものを組み合わせて持つこと」です。これによりリスクを軽減できるというお話も前回しました。

では今回は「値動きの違う組み合わせ」について、株式を例にして具体的に考えてみましょう。
たとえば、平成27年4月から「子ども・子育て支援新制度」がスタートしました。
これは、「量」と「質」の両面から子育てを社会全体で支えるというものです。
それならば、民間の保育やベビー・子ども用品など、いわゆる子育てに関連する会社が儲かりそう…と、あなたは思うかもしれません。こども服を作る会社、幼児教育の会社、民間保育の会社など、子どもに関係する会社の株をいくつか買いました。そう、あなたは「分散」して株式を買ったわけです。

さて、でもこれって、本当に「分散」になっているのでしょうか?

結論から言うと、これは十分に分散しているとは言えません。

よく分散の好例としてたとえられるのは、「傘を作る会社とサングラスを作る会社」の関係です。晴れの多い年はサングラスがよく売れ、雨の多い日は傘がよく売れます。このように、一方がプラスに動く時、もう一方がマイナスになるというように、値動きが反対の物を選ぶとよい、というわけです。
つまり、特定の分野に偏らず、関連性の低い業種や銘柄を選ぶ。これが正しい「分散」であり、運用の基本なのです。


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