「捨てる」のではなく「大切にする」、子どもに片付けを教えるためのヒント

目次

・片付けと心は密接に関係している
・「自分もうまく片付けられない」というママへの処方せん
「物を捨てる方法」を教えるよりも「大切にすること」を教えるほうが、子どもに片付けを教える近道になる

© kazoka303030 - Fotolia.com


服も脱ぎっぱなし、おもちゃも本も出しっぱなしで「片付けなさい!」と注意しても一向に動かない子どもたち。こうしたママの悩みは、きっとどの家庭でも同じことでしょう。

「どうしてこんなに溜め込むの! 大切にしないなら全部捨てるよ!」と叱っても、懲りずに子どもは散らかし放題。結局ママが片付けをして、不毛なやりとりは繰り返されるばかり。今回は、そんな子どものやりっぱなしループを止めるヒントをご紹介しましょう。

片付けと心は密接に関係している

「物を捨てられない」「片付けられない」と感じる人の多くは「選ぶこと/選ばれること」「大切にする/大切にされること」が足りていない傾向にあるそうです。
そして、そのことは将来の人間関係や恋愛パターンにも影響を及ぼすと言われています。「大切にされたい」と願いながら「自分を傷つける相手」を選ぶようになってしまったり、他人と深く関われなくなったり…ということがあるのだとか。


だからこそ、「物を大切にする子に育ってほしい」と願うなら、ママ自身が「物を大切にしている姿」を見せることが必要になります。そして、物だけでなく子どもに対しても「あなたが大切」と伝えていくことが大事です。

人は言葉よりも、言葉の向こうにあるイメージを感じて動くもの。「自分は大切にされている」と感じてはじめて、子どもの中にも「大切にする心」が身につくというものなのでしょう。

「自分もうまく片付けられない」というママへの処方せん

子どもだけでなく、ママ自身も片付けが不得意で、悩んでいる場合もあるでしょう。そんな時の処方せんは「捉え方を変えてみる」ことなのだそうです。

たとえば、「捨てる」という言葉は「切り離して置き去る」というイメージを持たれがちですが、本当は「充分に大切にして、感謝して見送る」ということ。もしもママ自身が「物が多すぎて捨てられない」と悩んでいるなら、「物が多すぎる」と捉えるのではなく「自分がひとつずつ集めた大切なものがたくさんある」という捉え方に、意識して変えてみるとよいそうです。



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