連載記事:一生、お金に困らないルール
「節約をしてはいけない」理由(一生、お金に困らないルール Vol.6)
© beeboys - Fotolia.com
5本にわたってお送りしてきた「一生、お金に困らないルール」特集も今回が最終回。この特集を通じて、本田さんが伝えたかったことが何なのか?を、おさらいしてみよう。
お金との付き合い方を「俯瞰」する
「
一生、お金に困らない生き方」をしたいと思ったら、お金と向き合うことは必須だ。まずは「
稼ぐために知っておきたい3つのこと」を整理し、「
年代別の『お金との付き合い方』」で年代別の流れを把握する。「
稼げるようになるための「今」の過ごし方」で仕事の選び方の肝を知り、「
お金で失敗する人の2パターン」でお金の守り方を学んだ。
この特集を通じて一貫して本田さんが伝えようとしていることは、「お金とのつき合い方を俯瞰しなさい」という点。「お金のこと」というと、ついつい「節約しなきゃ」「お金を貯めなきゃ」と目先のことしか思い浮かばないが、
一生お金に困らないためには、長期的な視野で人生をデザインしていくセンスが必要なのだ。
節約だけでお金持ちになった人はいない
「節約だけをしていて、お金持ちになった人はいませんよ。ここで考えなければいけないのは、『拡大志向なのか?』『縮み志向なのか?』ということです」(本田さん)。拡大志向というのは、お金を積極的に増やしていく。縮み志向というのは、あるお金で何とかやっていく、というイメージだ。一生お金に困らないためには、浪費家ではいけない。
「けれども節約のために底値を探して100円、200円のために走り回ったり、節約技を駆使することに多くのエネルギーを費やしたりしている時は、
『自分の時給はいくらなのか? これは未来に繋がる時間の使い方なのだろうか?』ということを考えてみて欲しいですね」(本田さん)。