連載記事:普通のママでもできる投資
老後の資金が気になるならば、とことんお得な個人型確定拠出年金(普通のママでもできる投資 Vol.21)
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■公的年金を補完する制度=確定拠出年金制度
皆さんは、国の年金制度に加入されていますよね?
現在の日本の公的年金制度は、自営業者は国民年金、会社員は厚生年金、公務員は共済年金です。
現在の年金制度の概要については、
厚生労働省のWebサイトに詳しい説明がありますので、そちらをご覧ください。
そうした公的年金制度を補完する制度が、今回のテーマである「確定拠出年金制度(DC)」です。れっきとした国の制度で、個人型と企業型があります。
掛金を預貯金や投資信託などで運用し、運用次第で老後の年金額が変わってきます。
DCに加入すれば、厚生年金(2階建て)の会社員は3階建てとなり、国民年金(1階建て)の自営業者は2階建ての年金制度を持つことができます。
企業型DCは、企業が掛け金を拠出し、個人型DCは、加入者自らが掛け金を出します。
以前は加入対象が、国民年金に入っている自営業者と、厚生年金に加入する会社員のうち、勤め先に企業年金などがない人でしたが、先頃の衆議院本会議で改正確定拠出年金法の一部を改定する法案が成立しました。
これにより2016年1月から、個人型DCの対象が公務員や主婦にも広がったほか、すでに企業年金に入っている会社員も併用して使えるようになりました。ほぼすべての国民が対象となっています。(※1)
・(参考)
確定拠出年金法等の一部を改正する法律案|厚生労働省(PDF)
(※1)2016年5月24日の衆議院本会議決議を受け、記事の一部を訂正いたしました。(2016年5月25日11時37分)