<ポイント2>お給料が月8万8,000円以上になってはいけない
上記に加えて、
「給料が月8万8000円以上」になってはいけないことも条件となっている。
ところで週20時間働くというのは、どんな働き方だろう? 平日は毎日出勤するとなると、1日4時間勤務する計算になる。たとえば時給1,000円で、6月の平日(22日ある)毎日4時間勤務すると、「賃金月額が月8万8000円以上であること」はクリアすることに。
1,000円より時給が低い場合、たとえば千葉県の最低賃金時給817円(※1)で試算してみると、7万1,896円なので、もう少しだけ働ける。
つまり、「週の労働時間が20時間以上」という条件をクリアしていると、
「月8万8,000円」というのは、わりと簡単にクリアする金額であるということは気にとめておきたい。
(※1)厚生労働省最低賃金サイトより
<ポイント3>社会保険加入者が501名以上の会社に勤務し1年以上働くことが見込まれる
今回の条件が導入されるのは、従業員501人以上の大企業で1年以上働くことが見込まれている人。だから、たとえば「近所のカフェで働いていて、働いている人はバイトも含めて20人くらい」という職場であれば、条件の導入はまだ先の話となる。
「平成31年10月以降は500人以下の企業にも導入が予定されていますので、社会保険料は労使折半ですから、零細企業、中小企業にもこの制度が導入されるとなると、企業側の負担感は相当です。」(守屋先生)
今回の改正でパートが社会保険に入るハードルが下がったものの、大企業から順次導入されていくので、「あなたの職場」は、まだ先の話なのかもしれない。
けれども、目の前までやってきている、「パートの働き方が変わる波」。その波に対して、いまママたちは、どんなふうに考えておくべきなのだろうか?
次回は、「パートが社会保険に入るかどうか見極める目安」というところから考え始めてみたい。
※内容に誤りがございましたので、記事の一部を訂正いたしました。(2016年9月23日14時40分)
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