爆竹にエイサーに送り火など 地域によって異なるお盆の風習
■盆踊りにもちがいあり
お盆といえば、盆踊り。各町内で行われますが、地域によって歌が異なります。東京近郊では、「東京音頭」が使われることが多いですね。
歌も踊りもさまざまですが、とくに個性的なのが広島の盆踊り。新盆を迎えた故人の遺影や位牌の入った箱を背負って踊るのだとか。
初めて体験するときにはびっくりしてしまいそうですが、思い出にも残るのでいつまでも故人を忘れることはないかもしれません。
■京都の夏の風物詩
お盆の風習として全国的にも有名なのが、京都五山の送り火。毎年8月16日に行われ、夏の京都の夜空を彩ります。
20時に東山の「大(大文字)」が灯ると、それから5分おきに松ヶ崎西山の「妙」と松ヶ崎東山の「法」、西賀茂船山の「船」、大北山の「大(左大文字)」、嵯峨鳥居本曼荼羅山の「鳥居形」の順に点灯されます。
いまでは夏の京都観光の目玉になっていますが、これも仏教的な行事のひとつ。過去には、「蛇」などの文字もあったようです。
■沖縄特有の盆踊り
沖縄名物「エイサー」も、盆踊りのひとつといわれています。太鼓や三線(さんしん)の音色に合わせて手踊りするもので、念仏踊りが沖縄独自の発展を遂げたという説も。
イキガモーイ(男踊り)とイナグモーイ(女踊り)があり、それぞれ動きが異なるのも特徴です。
地域によってちがいが見られ、最近では東京などのお祭りでも見られることがあります。
島国の日本は狭いといわれますが、これだけご当地色豊かな風習があるものですね。地元とは異なる風習を覚えることは大変ですが、大切なのは故人を弔う気持ち。ママ友との話のネタにすれば、各地の風習を知ることができるかもしれません。
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