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スマホやデジカメで手軽に写真が撮れる時代になり、わが子の成長を毎日記録するママも多いのでは。とくにお出かけ先では思い出を写真に残したくなります。
けれど、公共の場ではマナーを守らなくてはなりません。撮影に夢中になるあまり、周囲に迷惑をかけてしまうママをみかけたことはありませんか? 「自分は大丈夫!」と思わず、一度わが身を振り返ってみませんか?
■観光地やお出かけスポットでのNGマナー
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・「混雑した動物園で記念撮影をしていた親子。なかなか良い表情が撮れなかったのか、何度も撮影していたので人の流れが止まってしまい…。気持ちはわかるけど、譲りあう気持ちは忘れないでほしい」(25歳・独身女性)
・「公園の高台がビュースポットになっていて、多くの人が順番待ちの中、何度も構図やポーズをかえて長時間独占するママ。寒いなか待っている人のことも考えて!」(30歳・4歳児のママ)
公共の場での配慮とは、他人が写らないようにするだけでなく、状況に応じた行動を心がけることも含まれます。ステキな写真を撮りたい気持ちはわかりますが、それはみなが思っていること。ときにはあきらめることも大事です。
たとえブレてしまっても、しかめっつらしている子どもの顔でも、あとからみれば笑い話になるはず。そして、そのときの子どもの様子やパパやママの焦った記憶がよみがえるかもしれません。
こんな風に思い出がより鮮明になることもあるので、失敗した写真も悪いことばかりではありません。
■レストランでのNGマナー
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・「レストランで子どもの写真を撮りまくるママを見たことがある。これでは食事のマナーが身につかないのでは? と、他人の子どもながら心配になった」(31歳・小学3年生のママ)
・「ママ会でお通しからドリンクまで、何でもかんでも撮影するママ友。盛りつけがおしゃれな料理や人気店なら少しはわかるけど、いつも利用する居酒屋だし、枝豆を毎回撮影する意味がわからない」(40歳・小学3年生のママ)
レストランは食事を楽しむ場所。それなのに、ママが撮影に夢中になっていたら、子どもにも悪い影響を及ぼしてしまいそう。公共の場所は、自宅では培えないマナー教育の場になります。それを忘れないようにしたいものです。
また、料理を撮影するときには、同席者に配慮を! 写真を撮るときにはひと声かけるのはもちろん、みんなの表情を事前にチェックしてみましょう。
「いいよ」とは言ってくれていても、表情に「またか…」という気持ちが表れているかもしれませんよ。
■ほかの子どもが写真に写っているときのNGマナー
・「幼稚園の送り迎えのとき、バスに乗り降りする様子をパシャパシャ。うちの子が写っていてもSNSにアップされたことがあった。場所を特定されかねないのでやめてほしい」(39歳・4歳児のママ)
・「幼稚園の制服を着た子の写真をSNSでよく見かける。顔をスタンプで隠してくれているけれど、事件とかに巻き込まれそうで怖い」(37歳・小学3年生のママ)
SNSやブログをアルバムがわりに、子どもの写真をアップしているママは少なくないのでは。顔や名前を隠していても、周囲の建物や風景を見れば生活圏がわかってしまいます。よその子が写らないように注意するだけでなく、場所を特定できるような情報をアップしないように気をつけましょう。
スマホやデジタルカメラは失敗してもすぐに撮り直せて、費用がかからないので、いつでもどこでも気軽に撮影できるメリットがあります。
しかし、便利なあまり慎重に撮影しようと思う意識が薄れ、マナー違反につながる行為をしてしまうことも。
シャッターチャンスを逃さないと同時に、周囲を見渡す余裕も持ちたいですね。
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