年下上司との付き合い方! NG会話&タブーを理解していい関係を
女性は、結婚や出産によってキャリアが中断されがち。産休・育休明けでの会社復帰や、子どもが大きくなってからの社会復帰で、遭遇するのが
「年下上司」。仕事の面では上だけど、年齢は下。こんなビミョーな関係の立場の人とは、どのように付きあっていけばいいのでしょうか。
© Monet - Fotolia.com
■年下男子上司へのNG発言
子どもが小学校に入学するタイミングで再び社会へ出るなると、10歳以上も年が離れた男性上司と出会うことも。場合によっては、ブランクがあっても自分のほうがキャリアやスキルが上という可能性もあるかもしれません。
でも、職場では彼が上司ということを忘れないこと! 年下男子、とくに20代半ば~後半のころは、仕事にも自信が出てきて「他人からなめられたくない」という意識が高くなってきます。年下だとわかっていても、
必ず敬語を使いましょう。
上司とはいえ、経験不足がゆえの頼りない様子がうかがえることもあるかもしれません。それでも、「こうしたらいい」「それはこうするべきでは」なんて指摘するのはNG!
つねに相手を立てる姿勢が大事です。
もし上司の判断が仕事に支障をきたす状況になってしまったときは、「この場合は●●してもいいでしょうか」というように、あくまで「提案」する、「許可」を求めるスタンスで。勝手に自己流で進めず、必ず確認するようにします。
もし、年下上司から相談されたとしても、
上から目線は厳禁。「こんな状況のときにこう対処したことがある」という経験談を話すにとどめ、最終判断は彼に任せるのが無難です。
こうした対応は本人だけでなく、周囲に対しても同様に。「●●さんが頼りないっていってたよ」なんていわれては、彼のメンツをつぶすことになってしまいます。
■年下女子上司のタブー発言
© taka - Fotolia.com
女性が多い職場やパートなどでは、年下女子が上司になることが多いのではないでしょうか。場合によっては、ひと回りどころか、親子くらい年が離れた人が上司になる可能性だってあるわけです。
そんなときでも、敬語がマストというのは年下男性上司のケースと同じ。初対面かつ、職場のルールなどを教わる存在なわけですから、ていねいに接することが求められます。
女性同士の場合は、ランチタイムや休憩などで雑談する機会も多くなるかもしれません。そこで恋バナなどが出てくると、つい年長者目線、親目線で話をしたくなりますが、それは相手から意見を求められたときのみにとどめておくのが無難です。ただ話したいだけかもしれないし、
勝手なアドバイスは「ウザい」と思われますから注意しましょう。
また、あまりに年が離れていると、「私はもうおばさんだから~」なんて自虐ネタを繰り出したくなるものです。
でもこれは「イタい」と思われるだけなのでNG。それに、相手は「そんなことないですよ」としか言えないので、かえって気を使わせることにもなります。
私自身、こうした「おばさんだから」という自虐ネタは、通用しないと感じたことがあります。苦笑いをされるか、最悪の場合は「本当にそうですよね」なんて冷たくされることも…。自虐することで仲を深めようという考えは、改めたほうがいいかもしれません。
ほかにも注意したいのが、自分の上司よりも上の立場の人と仲良くなりすぎること。年下上司の上司のほうが年も近くて話が合うかもしれません。話しやすい人に仕事の相談をしたくなる気持ちもわかります。
でも誰だって自分を飛ばしてその上の立場の人に相談されては、おもしろく思わないでしょう。どんなときでも、必ず年下上司を通すことを忘れないようにしたいものです。
男女問わず、年下とはいえ、上司には敬意を払うこと。つねにその姿勢を忘れずに接することで、人間関係のトラブルは避けられそうです。