保育園・幼稚園・小学校などで一緒になるパパ・ママ、先生、PTA、子ども会の人たちなど。子どもを通じて、さまざまな人とのつきあいが増えてきます。ときには、ちょっと苦手なタイプの人と交流しなくてはならない場面も。
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しかし、打ち解けてみると、とてもすてきな人だった…というケースは意外と多いもの。
「あの人、苦手だわ…」と遠ざかってしまう前に、つきあい方を工夫してみてはいかがでしょうか?
■相手との関係性を変えるには
名前はその人だけの、とても特別なもの。名前を呼ぶということは、その人を
個人として尊重するということでもあります。
お互いに名前を呼び合うことが、親近感や信頼感の芽生えにつながる場合も。「ちょっとつきあいにくいな…」と感じる相手ほど、積極的に名前を呼ぶように心がけてみましょう。
そのためには、きちんと名前を知っておく必要があります。初対面や顔見知り程度の相手にはこちらから名前をたずねて、できればフルネームを正しい漢字で心にインプットして。
あいさつのときなどに「○○さん、こんにちは」と呼びかけると、相手との関係性が少し変わるかもしれません。
■「●●」をプラスするだけで次につながる
心理学的にも
最初の印象と最後の印象が記憶に残りやすいといわれています。だから
「さようなら」の瞬間を少し工夫してみるのもおすすめです。
ただ「さようなら」「失礼します」だけで終わらせるのは、もったいない! そこで
「また」という言葉をプラスすると、次に会ったときにお互いの距離が少し近づいているように感じることがあります。
「つきあいにくい」「苦手だな…」という相手には、あえて「またね」「また○○のときにね」と、次の機会を想像させるような言葉を添えてみましょう。
■苦手な相手と以心伝心だった?
自分が不愛想な態度や失礼な態度を取ると、相手からも
同じような態度で返ってきてしまうもの。反対に、自分が丁寧な態度で接すると、相手からも丁寧な態度が返ってきます。
「嫌だな」「苦手だな」と思う相手には、知らず知らずのうちにその気持ちが伝わっているかもしれません。それでは、いつまでたっても「つきあいにくい」相手のまま。
これを解消するにも、苦手な相手にこそ丁寧な態度で接することをおすすめします。言葉遣いはより丁寧に、明るい笑顔で接するよう心がけてみましょう。
■武器にする言葉
苦手な相手と接していると、嫌な部分ばかり目についてしまいます。しかし、そればかり見ていては、いつまでたってもその人の魅力的な部分はわからないまま。
苦手な相手ほど
「良い部分」「魅力的な部分」を探す努力をしてみましょう。
そして少しでも良い面に気づけたら、それを言葉にして伝えることが大切です。褒められて不快に感じる人はいませんから。
持ち物でも髪形でも声でも、ほんのちょっとしたことでもかまいません。会話の際にさりげなく褒め言葉を盛り込めば、自分も、そしてきっと相手も幸せな気持ちになれるはずです。
もちろん、どうしても苦手なら「つき合わない」という選択肢もあるわけですが、ある程度つきあってみないと、その人の本当の姿は見えてきません。「褒め言葉」を使って、こちらから歩み寄ってみることも大切です。
つきあいにくいな…と感じる人と交流を持つことは難しいですし、ストレスにもなります。
しかし、そこを乗り越えれば人としておおいに成長できるはず。接し方を少し工夫するだけで、その人の違った一面が見えてくるかもしれません。
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