忙しいときや虫の居所が悪いとき、つい感情的になってしまうこともあるでしょう。とはいえ、感情的になった相手と接するのはできれば避けたいもの。カッとなっている相手の意見や怒りをそのまま受け止めることは、とても
大きなストレスになります。
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しかし、
接し方・言い方を少し工夫するだけで、相手を落ち着かせられる可能性も。ママ友トラブルに巻き込まれそうなとき、職場の上司が機嫌を損ねているときなど、コツを頭に入れておけば、いろいろな場面できっと役立つはずです。
■相手の怒りやモヤモヤに気づくには?
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相手の顔をしっかり見て、表情を観察しながら会話していれば、
早い段階で相手の怒りやモヤモヤに気づくことができます。
カッとなる前の段階で気づくことができれば、それだけ対応も簡単に。まずは普段の会話の中で、相手の表情やしぐさをよく見ることから始めてみませんか?
<相手が怒っている・不満を持っていることがわかったとき>
一番大事なことは、できるだけすぐに対処すること。
「何か納得できないことがある?」「この件は、反対なの?」
このように、ストレートな質問がおすすめです。
怒りの感情というものは、原因や気持ちを口に出すと、だんだん小さくなっていくのだとか。早い段階でそれを口に出してもらうことで、相手を落ち着かせることができるかもしれません。
■冷静さを取り戻してもらうためのコツ
感情的になって怒ったり、取り乱したりしている人は、たいてい理性的な判断が難しくなっています。物事を客観的にとらえることができず、ほかの人の意見はなかなか耳に入りません。
そんな相手に、ちょっと冷静になってもらうには、視点をガラリと変えるように促してみる方法が有効です。
<視点を変える方法>
たとえば、「Aちゃんってひどいのよ!」と怒っているママ友がいるとします。
ここで、「そうね、Aちゃんひどいね」と共感するのは、一瞬楽に思えます。しかし共感してしまえば、Aちゃんを悪く言うことに。
そこでひと工夫。
「もしアナタがAちゃんの立場だったら、どうしたと思う?」と、ママ友にAちゃんの視点に立つ質問をしてみます。
大切なのは、相手自身に違う立場でものを考えさせるということ。視点を変えることで、失われていた冷静さを取り戻す効果が期待できます。
また、場所が変わると気分も変わるので、これを活用して、
相手をクールダウンさせるという方法も。
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相手が怒っているのに、突然「店を変えようか?」と言い出すのは少し不自然。たとえば「もう少し、人が少ないところでじっくり話を聞きたいな」など、
相手のいまの気持ちに合わせた理由を添えて、自然に場所を変えてみると良いでしょう。
■「売り言葉に買い言葉」でテンションアップ!?
話し方やしぐさ、態度、さらには感情など、会話している人同士は、さまざまな部分で影響し合っているそうです。
たしかに、
「売り言葉に買い言葉」と言うように、相手が感情的になっていると、ついこちらも同じテンションで言い返してしまうことも…。
これは逆も同じ。相手が感情的になっているとき、こちらが落ち着いた態度で接すると、徐々に相手の態度も落ち着いてくることがあります。
まずは慌てず落ち着いて。
少し低めの声でゆっくり、はっきりと話すように心がけると、相手も次第に落ち着いてくるかもしれません。
このとき、聞きとりにくい話し方をしてしまうと逆効果に。いつもよりしっかり口を開閉するよう心がけると良いでしょう。
■「引くに引けない」ケースを変えるには?
怒りにまかせてアレコレ言っているうちに、そもそも何に怒っていたのかが曖昧に…という経験はありませんか?
本来、
人の怒りというのは、それほど
長くは続かないものです。しかし、感情的になって相手を責めた手前、そう簡単には引けない。そんなケースはけっこう多いものです。この場合、「引くに引けない」状況を変えてあげることが大切です。
<「引くに引けない」状況を変える>
たとえば、「説明が足りなかったから、誤解させたみたいね。
ごめんなさい。実は○○で~」と謝罪の言葉とともに、状況を詳しく説明してみましょう。
これにより、相手は「たしかに、ちょっと誤解があったわね」と意見を変えやすくなることもあります。
感情的になっている相手に対し、
真っ向から同じボルテージで向かい合うのは得策とは言えません。
誰かの感情の火の粉がふりかかるような場面があれば、自分の、そして相手の
ダメージを少しでも軽減できるよう、上手に向き合うための工夫を取り入れてみましょう。
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