子育てに神経質な自分にうんざり 肩の力を抜くには?【心屋仁之助 塾】


それでは今度は、次の言葉を言ってみてくださいね。

「私は失敗する人です」
「私は選択を誤り、人に迷惑をかける人です」

言ってみて、どんな感じがしていますか?

ガチャピンママさんは、小さい頃からがんばって気をつけていないと、ついうっかり気を抜いてボーっとしてしまったり、ミスをしてしまいやすかったのでしょうか?

がんばらずにそのまんまの自分でいると、周りに甘え過ぎて「もっとがんばりなさい!」と怒られたり、「もっとしっかりしなさい!」と責められたことはなかったでしょうか?

もしくは、お父さんやご兄弟などが、お母さんに迷惑をかける姿を見て育ち、せめてガチャピンママさんだけは迷惑をかけないようにと、気を張っていたのでしょうか?

そうやって、怒られたり、責められたり、お母さんが困っている姿を見たりすると、怖くなって「もっとがんばらねば!」「もっと神経を使わなければ!」と、自分を奮い立たせていたのかもしれませんね。

それなのに、どんなにがんばっても、どんなに神経を使っても、お母さんは一向に幸せそうにはならず、「私のがんばりが足りないせいだ」「私のせいでお母さん助けてあげられなくて、ごめんね」と罪悪感を抱えるようになったのかもしれませんね…。

そこからずっと、周りの人の不幸はみーんな自分のせい! と、罪人を続けていませんか?

子どもの機嫌が悪いのも、喜ばせられない自分のせい…
子どもが風邪をもらうのも、防ぎきれなかった自分のせい…

子どもに何かあるたびに、こんなふうに自分を責めていたのでは、それはそれは気は重くなるし、毎日ビクビクと恐ろしくなってしまいますよね。

それでは最後に、ガチャピンママさんに魔法の言葉をプレゼントします。

「病気もケガも失敗も、体験するほど生命力がメキメキ育ち、甘えるほど回復が早まる」

どうぞ、お子さんに風邪をもらわせてあげて、免疫力を働かせてあげてください。
失敗を体験させてあげて、心の免疫力をつけさせてあげてください。
困る体験をさせてあげて、「助けて」と自分から声を上げる練習をさせてあげてください。


そして、これはガチャピンママさんご自身にも、言ってあげて下さい。

困ったときや怖いとき、旦那さまやご実家は、手伝ってくれたり甘えさせてくれるんですよね。ここでも罪人を手放し、「申し訳ない」ではなく「ありがとう」とただただ受け取る練習をしてみて下さい。

ガチャピンママさんのお子さんが、困ったときに「申し訳ないから…」と、甘えずに遠慮してひとりで苦しんでいたら、どう感じますか?

いつまでも、私たち親がそばにくっついて回り、監視して守り続けることはできません。けれど、実際に困ったときに、「助けて」って甘えてくれたら、親や周りの人は気付いてあげやすいですよね。

どうぞお子さんに、助けてもらいながら周りから愛されて生きる、幸せなママの背中を堂々と見せてあげてくださいね。

ガチャピンママさんがお子さんと一緒に、心と身体に免疫力をつけ、肩の力を抜いて子育てできることを、これからも応援しています。

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