息子が泣くと「うるさい」の罵声…赤ちゃんを連れ去った隣人の話に読者は何を感じた?
■子どもは社会みんなで育てるもの
子どもを連れ去ったおばあさんは、かつて嫁が産後鬱になってしまったときに手を差し伸べられなかったことをずっと気にしていました。そして、投稿者さんが幼い子どもを抱えながら狭い家に閉じこもっているのを知り、声をかけても「大丈夫」だと返ってくるだろうとわかっていたのです。
・私も子育て中なので、赤ちゃんの泣き声はストレスが溜まりました。それを思い出す作品で、今、漫画と同じ状態の母子にエールを送りたくなるいい作品ですね。
・子育ては正解がないクイズをずっと解いているようなもので、回答者も親だけではないんだな。周りの人達に直接、手を出して支えてもらうこともあれば、今回の記事のように気付かせてくれる場面も子育ての一つだと思う。というのが最初の感想ですが、よくよく考えると、そもそもが「親」だけが子どもに関わるわけでない以上は社会に存在している人みんなが育てる側なんだなぁとも思いました。そういった意味では、子育てを卒業したつもりでいる私も、まだ、世間にいる子ども達の子育てに関わる立場なんだなぁ。
明日からは、そういう気持ちで携われたら新鮮に過ごせそう!と思います。
また、今回の漫画に懐かしさを覚えた方もいたようです。
・昭和な町。昔はこんな感じの下町、たくさんあったんだろうな。面倒くさいことも多々あるだろうが…気にかけてくれる人がいるのは心強い。
・昔は、どこもこんな感じで子どもの世話をしてもらってましたね。懐かしく思います。
核家族が増えた現代では、投稿者さんのように追い詰められてストレスを溜めてしまう人も多いのでは。
そんなときには誰かを頼ってもいいんだよ、思わずそう伝えたくなりました。その他の感想をご紹介します。
・手伝いたいと思っても手伝いを申し出る勇気がない。こんなふうに助けられる人には憧れる。
・(困っている人を見つけるのも難しいけど)もし見つけたら、自分だったら何ができただろう…と考えさせられました。
・とても素敵なお話でした。新しい地域や環境に馴染み溶け込む努力、忘れがちだと思います。それに気づかせていただきました。
・短編でしたが、良い話でした。自分は58歳ですが、産まれた家は長屋でした。幼稚園のときに一軒家に引越しをしたので長屋の思い出はあまりありませんでしたが、こちらで描かれたような気がしました。ありがとうございました。
赤ちゃんは泣くのが当たり前だし、近所の人が困っているときには、育児に限らず、躊躇なく手を差し伸べられるようになりたいと思わされるエピソードでした。
▼漫画「隣人に生後一ヶ月半の息子を拉致された話」
「飯くらいさっさと作れよ!」高熱の妻に”昼食を要求”する夫。しかし直後、夫と息子の一言で妻の目に…