コミックエッセイ:配偶者に子どもを連れていかれた話
これで息子と一緒にいられる…! 安心するも、ある人物が自宅に現れて…【配偶者に子どもを連れていかれた話 Vol.22】
このお話は作者ポケットさんに寄せられたエピソードをもとに再構成し漫画化しています。
■これまでのあらすじ
無職で借金のある夫と、その交際相手の綾乃のたくらみにより、息子のゆうたと会えなくなってしまったさくらは、審判でゆうたを取り戻すことを決意。夫側はさくらの有責を訴え慰謝料と、ゆうたの親権を得て養育費を獲得しようとしていたが、夫の主張を覆す証拠をさくらが提出したことから形勢逆転。夫がさくらから生活費を盗んでいたこと、綾乃との関係が明らかになったことで、夫は審判の途中で「体調が悪い」と退出しようとする。これで審判が終わってしまえば、また数ヶ月ゆうたは夫と一緒にいなければならず、危険が続くと思ったさくらは悔しさでいっぱいに。そして夫がドアを開けると、ちょうどゆうたが通りかかったので、さくらはゆうたを抱き寄せ「ごめんね」と泣き崩れてしまう。するとゆうたが「ママといっしょがいい」と言ったことで、夫が暴れ出し…。
■保全処分が認められた…!
息子の発言に腹を立て、またしても暴れ出した夫。別室に連れていかれるも、椅子を倒すような音や怒鳴り声が廊下に響き渡っていました。
その後しばらくして弁護士から告げられたのは、裁判所の判断で保全処分が認められたということ。
保全処分とは…、相手方に問題があり、子どもの身に危険が生じるおそれがあるなど緊急を要するときに認められるものです。
初回審判のときにも私は夫に揺さぶりをかけて保全処分を期待していたのですが認められませんでした。
ただ、今回は2回目ということと、みんなの目の前で息子に手を上げそうになっており、さすがに危険だと判断されたようです。
夫の短絡的な性格が私に有利に働いたのでした。