「根回し」と聞くと、どんなイメージを抱くでしょうか。「裏でコソコソしていて嫌な感じ」「正々堂々と勝負しないなんてずるい」と思う人もいるかもしれません。
どことなくマイナスのイメージがつきまとう表現ですが、ビジネスシーンではむしろ有効に働くことも。
今回は、そんな「根回し」という言葉の意味や言い換え表現を解説します。また、根回し上手になるためのコツや注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
■「根回し」の意味とは?由来や語源
まずは、「根回し」の意味や由来について見ていきましょう。
◇意味
「根回し」という言葉を辞書で見てみると、以下のような意味があります。
ねまわし【根回し】
[名](スル)
(1)樹木などの移植の1、2年前に、広がった根を根もとを中心に残して切り、細根の発生を促すこと。
(2)交渉や会議などで、事をうまく運ぶために、あらかじめ手を打っておくこと。下工作。「しかるべき部署に―する」
(出典:『デジタル大辞泉』小学館)
「根回し」を具体的に言うならば、事前に周囲を説得したり、同意を得る方向に持っていったりする行動のこと。そうすることで、物事をスムーズに進行できるようになるでしょう。