2023年11月15日 12:00
「頼りにしてます」は失礼? 知っておきたい正しい敬語
相手の存在が心強いと感じた時、ふいに口から出るのが「頼りにしてます」というフレーズ。上司へ伝えることに加え、部下や同僚から言われたことがある人もいるかもしれません。
協力し合ってビジネスを進めていく上で有効なフレーズですが、果たして正しい使い方ができているでしょうか。間違った言葉遣いは、失礼になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
今回は、「頼りにしてます」はどんな時に用いるのがふさわしいのか、また丁寧な言い換え表現や類語について解説します。
■「頼りにしてます」の意味とは?どういう時に使う?
「頼りにしてます」は、元々「頼りにする」という言葉から派生したフレーズです。改めてその意味を見ていきましょう。
頼りにする
助けてくれる、望みをかなえてくれると期待するさま。頼る、恃みにする、などとも言う。
(出典:『実用日本語表現辞典』)
つまり、「頼りにしてます」は、相手に信頼している気持ちを示したい時に用いるフレーズです。
例えば、経験したことのない仕事に挑戦するにあたり、周囲からアドバイスをもらうこともあるでしょう。また、自分が指揮を執るプロジェクトチームに、信頼できる人がサポート役として参加してくれる時もあるかもしれません。