本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「因む」の読み方です。
“いんむ”じゃないよね? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「因む」の読み方は?
「因」は、原因、因果と読むので、“いん”という読み方は知っていますよね。
でも、送り仮名の「む」をつけて“いんむ”と読むのは、なんだか違和感がありませんか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ちなむ”と読みます。
■「因む」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「因む」の意味は以下のように解説されています。
ちな・む【▽因む】
[動マ五(四)]
1 ある物事との関係をもとにして、他の物事が存在する。つながりをもつ。「干支 (えと) に—・んだデザイン」「憲法記念日に—・む番組」
2 かたい約束をする。かたい契りを結ぶ。特に、男女が深い関係をもつ。
「深う—・みぬる顔にて見れば」〈仮・仁勢物語・上〉
3 親しくする。親しく交わる。