正しく使える? 「しかと受け取りました」と述べる時の注意点
ただし、上司や取引先の相手に対して用いるには敬意が不十分でしょう。
また「しっかりと受け取った」という事実を強調することは、上から目線のような印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、正しい敬語表現ではありますが、目上の人に用いる場合はより丁寧ない言い回しにするのが好ましいでしょう。
◇「しかと」と「確かに」の違い
「しかと」とよく似た言葉で「確かに」があります。例えば、「確かに受け取りました」という言い回しがありますが、この2つは「確実に」という同じ意味を持っています。
どちらを使っても問題ありませんが、「しかと」はなじみが薄いので、日常使いするのであれば「確かに」を用いた方がスムーズなコミュニケーションになるかもしれません。
■「しかと受け取りました」の使い方【例文付き】
「しかと受け取りました」は、資料などの納品物を受け取ったことを伝える表現として使います。
電話や対面など直接会話する場面でも使用可能ですが、特にメールで用いることが多いでしょう。
「しかと受け取りました」と述べることで、「間違いなく資料は無事に届いた」という状況を伝えることができ、データや資料などを送った相手にも安心してもらえるはずです。