「差し上げます」は失礼⁉ 知っておきたい正しい言葉遣い
と捉えられてしまう可能性があります。
そのため、取引先との契約で発生する金銭や資料を渡す際などは、「お支払いいたします」や「お渡しいたします」といった表現を用いるようにしましょう。
■「差し上げます」の言い換え表現
「差し上げます」は他の言葉にも言い換えができます。前述の通り、「差し上げます」は失礼にあたる場合もあるため、シーンに応じて適切な言葉を使い分けましょう。
◇(1)「お渡しいたします」
「差し上げます」は「お渡しいたします」に言い換えができます。
ただし、「お渡しいたします」は基本的に物を手渡す時に使われる言葉であるため、「差し上げます」のように連絡や報告に対して使うのは好ましくありません。
資料や書類など、物を手渡す時に用いると良いでしょう。
◇(2)「ご連絡いたします」
「差し上げます」を連絡に対して使う場合は、「ご連絡いたします」に言い換えられます。
「いたします」の「いたす」は、補助動詞「する」の謙譲語です。「差し上げます」と同様に相手を敬う意味があるため、目上の人に対しても使用できます。
ただし、文章で用いる場合は、「ご連絡致します」と漢字で表記しないように注意しましょう。