◇(3)「させていただきます」を多用しない
「務めさせていただきます」はさまざまなシーンで使われるフレーズですが、「させていただく」を多用しないよう注意が必要です。
文化庁が作成している『敬語の指針 』において、「させていただく」は以下の場合に使用するのが適切とされています。
*「(お・ご)……(さ)せていただく」といった敬語の形式は,基本的には,自分側が行うことを,ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われる。したがって,ア ,イ)の条件をどの程度満たすかによって「発表させていただく」など「…(さ)せていただく」を用いた表現には,適切な場合と,余り適切だとは言えない場合とがある。*
「~させていただきます」という表現を無意識に使ってしまう人も多いですが、本来は、相手から許可を受けて行い恩恵を受ける場合に使用しましょう。
また、「させていただきます」を多用するとくどい印象を与えることも。シーンによっては「~を務めます」というシンプルな表現を使ってみてください。
■「務めさせていただきます」の言い換え表現
最後は、「勤めさせていただきます」