を添えた形に付いて用いる。
㋐「…てもらう」の意の謙譲語。…ていただく。
「まげて許し—・らん」〈徒然・八七〉
㋑「…てくれる」の意の尊敬語。鎌倉時代以降の用法。…てくださる。
「われをも舟に乗せて—・り候へ」〈謡・隅田川〉
(『デジタル大辞泉』小学館)
「賜る」は「していただく」と同じ意味の表現であるものの、よりかしこまった印象を与えるフレーズです。メールなどの文書やスピーチなどで用いるのが良いでしょう。
☆例文
*・長年渡ってご指導を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
・○○さまにご支援を賜りました。*
◇「あずかる」
目上の人からの好意を受け取る際は「あずかる」に言い換えができます。
あずか・る〔あづかる〕【▽与る/▽関る】
読み方:あずかる
[動ラ五(四)]《「預かる」と同語源》
1 物事にかかわりをもつ。関係する。関与する。「条約案起草に—・る」「事業に—・って力がある」
2 主に目上から、好意の表れとしてあることを受ける。こうむる。
「お褒めに—・る」「お招きに—・る」
[可能] あずかれる
(『デジタル大辞泉』小学館)
☆例文
*・本日はお招きにあずかり誠にありがとうございます。