大嫌いだった“くせ毛”の自分。悩み続けた女性がたどり着いた「幸せな自分の愛し方」
自分の毛質や天然パーマのことについて色々学んで、今はこうして自分らしいヘアスタイルを楽しめているのですが、昔は天然パーマの自分が大嫌いでした。メディアで見る憧れの芸能人たちのような、柔らかそうで艷やかなストレートヘアに憧れて、3カ月に一度は必ず縮毛矯正をかけていました。
幼い頃から「どうして私の髪の毛はみんなと一緒じゃないんだろう」と、自身を責め続けてきました。少しでもみんなに近づけるようにと、必死でストレートヘアを取り繕ってみても、上手くいかなくて……その過程で、自分のヘアも、自分自身のことも嫌いになっていったような気がします。
――そんな中、なぜカールヘアについて発信活動をしようと思われたんですか?
実は両親の都合で、私は思春期をカナダで過ごしているんです。就職活動の時に日本に帰ってきて、今は日本企業で会社員としても働いています。発信活動することを決めたのは、日本社会で働く中で、ダイバーシティに興味を持ったからです。就活時も、会社員として働きはじめてからも、ずっと髪の毛への偏見に苦しんできました。
小さい頃はシンプルに髪をバカにされることが多かったですが、社会人になってからは、ビジネスマナーを違反しているのではないかとツッコまれることが何度もありました。