大嫌いだった“くせ毛”の自分。悩み続けた女性がたどり着いた「幸せな自分の愛し方」
髪について何か言われるたびに、社会的なプレッシャーを強く感じました。
けれど自分に自信がなかったし、当初はカールヘアについて発信するつもりはなかったんです。コロナ禍で仕事が落ち着いたことをきっかけに、アクティブな活動がしたくて発信者になる決意をし、自分に伝えられることを模索していました。その時、改めてカールヘアという自身の個性と向き合い、髪質について色々と勉強をしたんです。そこで、無理してストレートヘアを目指すのではなく、カールヘアを生かしたヘアスタイリングの方法などを知ったことで、そのメソッドを広めようと活動を始めました。
――Youtubeなどでは、カールヘアのケア方法やヘアセットの方法などを発信されていますし、ブランドではくせ毛の方向けのヘアスタイリンググッズを展開されていますよね。
色々な方がヘアケアやヘアセットについて情報を発信していると思いますが、私が活動を始めた時には、天然パーマの正しい取り扱い方について日本語で発信している人が誰もいなかったんです。というのも、やはり日本では「天パやくせ毛をどうストレートにするか」に意識が向いている人が多いのだと思います。
私自身、過去にそのような考えに取り憑かれていましたし、ドラッグストアに行っても、くせ毛を治すアイテムは売っていても、くせ毛を活かすアイテムは売っていなかった。