【誤用に注意】「伺う」と「窺う」、ビジネスシーンでふさわしいのはどっち?
うかがう【窺う】
(1)すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。
(2)ひそかにようすを探り調べる。
(3)一部分から全体を推し量って知る。それとなくようす、状況を察する。
(4)ようすを見て、好機の訪れるのを待ち受ける。
(5)一応心得ておく。
(6)調べ求める。調べ探す。
(出典:『デジタル大辞泉』小学館)
こちらは何かをひっそりと調べるといったイメージがあるのが特徴でしょう。また、チャンスやタイミングがやってくるのをじっと待つ際にも「窺う」を用いることができます。
■「伺う」と「窺う」の違いとは?使い分ける時のポイント
「伺う」と「窺う」は、同じ読みであっても意味は大きく異なります。しかし、シチュエーションによっては使い分けに悩むこともあるでしょう。そこで2つの判断ポイントを紹介します。
◇使い分けのポイント1:謙譲語かどうか
「伺う」は「聞く」「訪問する」の謙譲語ですが、「窺う」は謙譲語ではありません。
そのため、ビジネスシーンで目上の相手やお客さまに敬意を示したい場合は、基本的に「伺う」を用いるのが適切でしょう。
◇使い分けのポイント2:相手と面と向かって接するかどうか
使い分けのポイントの2つ目は、相手と面と向かって接するかどうかです。