「関心」と「興味」はとてもよく似ていますが、ニュアンスが異なります。
そのため、うまく使い分けないと異なる意図で相手に伝わってしまうかもしれません。
そこで今回は、「関心」と「興味」のそれぞれの違いを解説します。また、類語もまとめているため、ぜひチェックしてください。
■「関心」と「興味」の違い
「関心」と「興味」の違いを辞書で見てみると、以下のように記載されています。
興味/関心の使い分け
(1)「興味」は、おもしろいと感じる気持ちや、知りたいと食指を動かされるような気持ちをいう。
(2)「関心」は、対象に向けて注意を払う心。「興味」が対象のある一点に感情的に向けられることがあるのに対し、「関心」は対象全体に理性的に向けられることが多い。
(出典:『類語例解辞典』小学館)
「関心」とは物事全体をよく知りたいという気持ちであり、その中の感情の1つに「興味」が含まれるといえます。
どちらも本質的な意味は同じであるものの、「関心」があるからこそ、「興味」を持って、より深く知りたいという気持ちへと切り替わっていくのです。
◇使い分けのポイントは「好意的な感情が伴うかどうか」