JINS、ミラノサローネで“禅”を表現。心を可視化する、ミニマルな和の空間
日常から隔離された白一色の空間の中で、刻一刻と変化する体験者の集中度の変化を“水面を走るさざ波”や“波のうねり”として、3Dワイヤーフレームを駆使して表現。可視化することにより拡張された五感を通じ、体験者の内なる宇宙(MIND UNIVERSE)を目の前に再現してみせた。
監修を務めた佐藤氏は、「MIND UNIVERSE」のコンセプトについて「『心の波の可視化』です。精神を集中していただくミニマルな和の空間で、JINS MEMEが読み取った自分の情報が、波の動きに変換され、それを自分で体験していただくという試みです」と解説。さらに、「JINS MEMEは、やはり可視化されて面白いということが、体験してすぐに分かりました。つまり、可視化されて初めて人のためになる、ということです。そこにグラフィカルな表現の可能性を感じることができました。この可能性は、今回のような方法以外にも無限にあると思います」とも。
制作を務めた「ライゾマティックス」の齋藤精一氏も「JINS MEME」の可能性に大いに惹かれたようで、「このインスタレーションは、企画から考えると3ヶ月くらいかけてつくっています。