2015年8月31日 20:30
LINE、BtoB向けファッションビジネスを本格始動。掲げるは、3つの“開放”
と、ファッション業界の現状を説明する。そんな首藤氏が「LINE Collection」の役割として掲げるのは、3つの“開放”だ。
ひとつは“市場の開放”。進出資金の問題や信頼できるパートナーとの繋がりが持てないことで、日本進出を断念するブランドはまだまだ多い。「LINE Collection」では、首藤氏を含めたバイヤー経験者4人が厳選した世界各地のブランドを、WEB上だけでなく、日本国内に専用のショールームを構え、文字情報や写真だけでは伝えきれない展示会で実際に目にした時のような付加価値と共に紹介していく。
2つ目は“在庫リスクからの開放”。現地での買付けの際には、1度に大量の買付けを行わなければならなかったが、「LINE Collection」では、試験的に少量を買付けることができるようになり、トレンドの移り変わりが激しいファッション市場における大きな悩みの種である在庫リスクを回避することができるようになる。首藤氏は「常に新鮮な売り場を作れる環境を提供したい」と熱を込めて語っていた。
3つ目は“コミュニケーションの開放”。一般消費者がECサイトでショッピングを楽しむのとは違い、ビジネスを展開する上で実物を手に取って検討したいと思うのは必至。