くらし情報『出版界に風穴開くか。『ロフィシャル ジャパン』のアドバンテージとは【日本モード誌クロニクル:横井由利】』

2015年10月5日 21:30

出版界に風穴開くか。『ロフィシャル ジャパン』のアドバンテージとは【日本モード誌クロニクル:横井由利】

『ロフィシャル ジャパン』の試みは、モードとは縁がなかった文学系の雑誌とのブック・イン・ブックや別冊という形態でのコラボなど、今まで接点がなかった互いの読者へアプローチして部数を伸ばそうという企画が進行している。セブン&アイホールディングスの大規模小売業的な大胆な発想が生かされているのだろう。出版界でも同業者との業務提携は進んでいるが、コンテンツまで踏み込むことはほとんどない。

更に『ロフィシャル ジャパン』主導でライセンスビジネスを展開する準備が進められている。80年代前後に上陸したモード誌は本国主導でアパレル、コスメを中心にライセンスビジネスが盛んに行われた。

「ライセンスビジネス?」と訝る声もある中で、あえて挑戦するのには訳がある。「後発のモード誌はしっかりしたブランディングが必要です。ブランディングが成功すれば、出版だけではなくホテルやカフェなどのライセンスビジネスへと繋がっていくという発想なのです」と馬淵氏はいう。
そこには従来の出版社の姿はない。新しいビジネス展開を目指す企業の姿を思い描こうとしているようだ。webサイトは、本誌の電子書籍として10月1日より同時にスタートする。

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