世界のとびきりおいしいをお裾分け「YOU BOX」from Georgia! 【前編】
相変わらず、国を決めてから2週間後の出発と、ノープラン10日間の旅がスタートしました。ところで、YOU BOXの旅のスタートはいつも、往復航空券と初日の宿だけ決めた状態で日本を後にします。私は知識でフィルターを作ってしまわないよう、旅から帰ってからその歴史を調べる方が好きだったりするのです。ひとまず降り立ったのは、首都トビリシ。そこは、治安が良さそうな香りに包まれていたため意外な安心感を抱く反面、言葉が1ミリも予想出来ない状況が久しぶりで、「あ、そうか、言葉分からないのか」と当たり前ながら若干の不安を抱きます。初日の宿は、トビリシで初めてベジタリアンフードのデリバリーサービスをスタートさせた親子、エカさんとリーラさんのおうち。小さなガーデンを囲むようにして立つ彼女たちの家には、おばあちゃんの代から色んな人が泊まりに来ていたようで、画家が壁に絵を残して去っていたり、ハンドメイドの素敵な置き土産があるなど、人の交流の歴史が息づいていて温かい。日常からよく食べるという緑のボルシチや、牛肉のダシが決め手のスープ「ハルチョー」のベジタリアンバージョンを習ったりしながらどこに行くか、考えます。
ひとまず、東へ!目の前に、ブドウを積んだ車やトラックが見えてくる。