2016年3月22日 19:00
弱冠27歳の超新星。パリを拠点に世界へ挑む若手デザイナー松重健太--1/2【INTERVIEW】
イエール国際モード&写真フェスティバルでのグランプリ受賞後、シャネル傘下のオートクチュール工房協力のもとブランド立ち上げなど、トントン拍子で進んでいますね。初めての海外生活で言葉や文化の壁、苦労しませんでしたか?文化や歴史が混在する街は刺激的。もともと懐古な雰囲気が好きだからでしょうか、カルチャーショックなども特になくすんなりパリでの生活に馴染めました。フランス語は渡仏後4ヶ月間語学学校へ通い、自宅ではフランス映画を観ながら学習しましたが、苦労したという実感はないですね。しかし渡仏してから痛感したのは、モードに関する知識は絶対に敵わないということ。ディオールでインターンをしていた頃、12歳くらいの女の子がアトリエに見学に来ていたのを見かけました。質問も大人さながらの専門的な内容で、とても驚きました。それだけモードが身近にある文化なので、感性も鋭敏に養われるはずです。
知識は敵わないと気付き始めてから、憧れであるヨーロッパの服作りを真似するだけではなく、日本に立ち返ってみようと思ったんです。後編に続く。
Kei TAKEDA
Kei TAKEDA
Kei TAKEDA
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