くらし情報『南米を代表する写真家アルバレス・ブラボが世田谷美術館で写真展。192点のモノクロプリントを年代順に公開』

2016年7月1日 17:00

南米を代表する写真家アルバレス・ブラボが世田谷美術館で写真展。192点のモノクロプリントを年代順に公開

第2部では、撮影者には見えない世界を人々が見つめていると感じさせる作品や、鑑賞者の想像力に働きかける題名をつけた作品をしばしば発表しているアルバレス・ブラボの、視覚と想像力の関係を問う詩的な作品が紹介されるほか、生と死は対立するものではなく、円環をなしているという考え方があるメキシコの死生観がにじみ出ているような作品が公開される。また、ファシズム体制を逃れた亡命芸術家や知識人を数多く受け入れ、国際的な文化交流の場になっていた1930年代から1940年代のメキシコで、ディエゴ・リベラ、フリーダ・カーロ、アンドレ・ ブルトンやレフ・トロツキーなど、アルバレス・ブラボが撮った著名人の肖像写真も紹介。さらに、アンリ・カルティエ=ブレッソンら他のアーティストからの書簡(複製)や、アルバレス・ブラボの作品が掲載された雑誌等の資料もあわせて展示される。第3部では、1940年代、生活のために映画産業に入ってスチル写真を撮る一方、国内の遺跡や先住民集落の調査に同行し、記録写真の撮影もしていたアルバレス・ブラボが、尊厳に満ちた先住民系の人々の姿や、力強くも繊細な美しさを見せるメキシコの原野を撮った作品を紹介。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.