くらし情報『南米を代表する写真家アルバレス・ブラボが世田谷美術館で写真展。192点のモノクロプリントを年代順に公開』

2016年7月1日 17:00

南米を代表する写真家アルバレス・ブラボが世田谷美術館で写真展。192点のモノクロプリントを年代順に公開

トゥルムやボナンパクなどの遺跡調査の記録写真自体も、スライドショーで公開される。また、路上を行き交う人々の様子を軽妙なユーモアとともに撮るようになったアルバレス・ブラボの、映画のワンシーンのようにも見える新しい展開の作品も展示される。第4部では、国際的な評価が高まる中、1970年代以降も新作の撮影を続け、様々な質の光と、その移ろいがもたらす魅力的な形に眼を凝らし、また、荒々しくも豊かな自然や女性の身体に循環のなかで持続する生命の力を見出し、いっそう精緻になり、時に神話的世界につながる作品を公開。後半では、メキシコシティ南部の静かな地区に佇むアルバレス・ブラボの自宅にある風通しの良い庭を舞台に、ごく小さな空間に干される日々の洗濯物、壁やガラスの窓と戯れる木々の影など、この上ない喜びをもって初々しく撮られた最晩年の作品が紹介される。なお、会期中には、現地の研究者と作家アーカイヴを運営する遺族をゲストに迎えたトーク「アルバレス・ブラボと20世紀メキシコ写真の歩み」が開催される他、アルバレス・ブラボの写真から生まれたオクタビオ・パスの詩、フアン・ルルフォの短編小説などの朗読と解説から、メキシコ文学の多彩な魅力を伝える文学イベント「メキシコの詩と短編小説をよむ」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.