2016年10月25日 17:00
未来を手仕事で見せたユイマナカザトのTOKYOクチュール
一着作るのに膨大な時間がかかるという。PVC素材にUVプリントされたホログラムはデザイナーの中里唯馬自身が約6年前から研究を重ね、昨年よりバッグなどアクセサリーで商品化されている。これまで舞台や映画などでコスチュームとして発表されてきたが、コレクションラインとして世に出たのは今回が初めて。来場者がスマートフォンなどで撮った一次画像がSNSで拡散されることを前提に考えられた演出は、この数シーズン海外のコレクションやフラッグシップショップのデザインにおいてもっともブランドアイデンティティを問われる要素。ラグジュアリーであるかどうかが計られるイノベイティブな発想と提案は、今回のAmazon Fashion Week TOKYO(アマゾン ファッション ウィーク東京)のコンテンツのなかでも際立っている。Text: 野田達哉
Photo by Tastuya Noda (c) FASHION HEADLINE
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