くらし情報『「ファッションの歴史に足跡を」ヨシオクボデザイナー久保嘉男の哲学――後編【INTERVIEW】』

2017年1月24日 20:00

「ファッションの歴史に足跡を」ヨシオクボデザイナー久保嘉男の哲学――後編【INTERVIEW】

ただ母には「お前がファッションデザイナーなんて絶対無理」とよく言われていました。20歳を過ぎた頃に、ミュージックビデオなどを撮る映像作家を目指して渡米したのですが、もう一度改めて考えた時にやっぱりファッションデザイナーになりたいと思い、近くにあった学校に応募したら受かったので通うことにしたんです。――卒業後はニューヨークのクチュールブランドでアシスタントデザイナーを4年経験されていますが、ヨシオクボで男らしい服を作る今の久保さんを考えると、“クチュール”というのはなんだか意外です。正直、師であるロバート・デンスさんのことをよく知っていたわけではないんですが、遊びがてらニューヨークに行った時、ポートフォリオを持っていくつかのブランドに面接に行ったのがきっかけです。彼のアトリエに訪れた際、何気なくポンと一着クチュールドレスがかかっていたのを見て感激しました。ドレスに圧倒されて、絶対この人も元で働きたいと思い、その場で雇ってもらえることが決定しました。最高級のクチュールの生地を扱っているので絶対にミスはできないし、裁断やパターン作りも全て我流でやる彼を見て、高度なテクニックを学べましたね。ミュラー オブ ヨシオクボ(muller of yoshiokubo)

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