2017年1月31日 20:00
ディレクターにサルトリが復帰。軽やかなエルメネジルド ゼニアに喝采【2017-18秋冬メンズ】
アーティスティック・ディレクターにアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)が復帰したエルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)の2017-18年秋冬コレクションが、1月11日ミラノで発表された。毎シーズン、ミラノメンズファッションウィーク初日にコレクションを発表してきた同ブランドだが、今回は日程を1日前倒しし、ピッティウオモの最終日となる金曜夜にショーを開催。会場には現代美術作家のアンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer)の巨大な作品がセットされ、床にはメタリックバーでヘリンボーンが描かれるという凝りよう。サルトリ復帰のアニバーサリーがミラノメンズの前夜祭を飾った。コレクションはため息が出るほどの高級素材が贅沢に使用された、エフォートレスなアーバンなワードローブ。すべてが軽やかでシンプルで、年代や文化の差を超えて共有するエレガントさが際立った。トップスはしっかりしたショルダーラインで、ボトムはジョガーパンツやゆったりしたウールのパンツまで、柔らかなシルエットでまとめられている。カラーは淡いグレーからキャメル、レンガ、ブルーとアーシーな単色の組み合わせ。