matohu、“手のひらの旅”の出発【2019春夏ウィメンズ】
また、刺し子がどのように使われているのかや、ディテールなどを見て、触れることができるように、モデルが着用した3体に加えて、ボディに着せた20体のコレクションや「ブナコ」を使った作品なども展示した。
日本の美意識が通底する新しい服の創造をコンセプトに2005年にブランドを設立。スタートから5年間10回は日本の歴史からインスパイアされた慶長の美シリーズを、2010年からは新しいテーマ日本の眼シリーズをスタートし、日本の美意識とは何かを問いかけるコレクションを続けてきたまとふ。
堀畑は「ファッションショーをやめるわけではないが、時代が変わった中で、イメージが消費されるだけではないものにしたかった。日本の美意識をテーマにしてきたが、これからの5年間の『手のひらの旅』シリーズは守破離で言えば、離れ、新しいものを生み出す離の部分。服にとらわれず、いろいろなチャレンジをしていきたい」。関口は「これが終わりではない。手のひらの美は世界中にあるので、世界の土地土地に根付いた手仕事などもやっていきたい」と話している。
2020年1月には表参道のスパイラルで「日本の眼」コレクションの展覧会を開催することも決定した。
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