グランドセイコーから初代グランドセイコーの復刻デザインを美しい黒漆と高蒔絵で表現した限定品が登場
という志のもと、グランドセイコーは誕生しました。「初代グランドセイコー」は、国産では初めてスイス・クロノメーター検査基準優秀級規格に準拠したモデルとして発売され、発売価格は2万5,000円でした。当時の上級国家公務員の初任給が1万2,000円であったことから、破格の高級品であったことが伺える、グランドセイコーの原点となるモデルです。
【商品特徴】
初代グランドセイコーの復刻デザインを美しい黒漆と高蒔絵で表現
本作は、初代グランドセイコーの復刻デザインと日本の伝統工芸「漆芸」を組み合わせた、特別な記念限定モデルです。高い耐久性と耐食性という実用的な側面を備えている漆は、日本古来より椀や皿などの器類、弓といった武器など、人々の暮らしと共にありました。今回の奥行きある深い艶の黒漆ダイヤルには、漆の中でも生産量が限られた希少な純国産の漆を用いました。国産漆は海外産の漆と比較して、乾きが早く扱いも困難ですが、耐久性・耐光性に優れているだけなく、グランドセイコー専用に調合した黒漆は、艶やかな発色を長期にわたって保ち続けます。漆は塗りと磨きを繰り返して仕上げるため、ボンベ形状のダイヤルに漆を均一に塗布し、さらに均一な状態に磨き上げる工程は、漆芸の中でも高度な技量が要求されます。